2021年10月27日
SHACHU みやちのりよし先生に学ぶ、難解履歴へのユニコーンカラー&“守る”ブリーチワークで作るペールハイトーンカラー
こんにちは、綴りストことSugaです。
この度のセミナーで、感動という薬剤で心を彩られたのは
私だけではないでしょう。
一つの作品を生み出すまでの情熱が
そのデザインに触れた人の感情を揺さぶる
一つの時代を創り上げている人を“カリスマ”と呼ぶならば
この方を除いて誰がいるでしょうか・・・・
今回は2021年10月25日に放送された
SHACHU みやちのりよし ━ 0(黒髪)から作るインナーユニコーンカラー&”守る”ブリーチワークでペールハイトーンカラー。あのスペシャルゲストも登場?!
の様子をダイジェストでお届けします。
HAIRCAMP初登場、SHACHUみやち先生によるセミナーです。
圧倒的なデザインで、多くの人を魅了し続けているみやち先生。
そのデザインを構築している過程を言語化した時
もはや“こだわり”しか感じません。
「だからこの仕上がりなのか!」
と納得感と高揚感に誘(いざな)われるでしょう。
今回はリアルなサロンワークとして
二名同時施術で最先端の技術をご披露いただきました。
二名のモデルさん共に、難易度の高い履歴・・・
生配信で初のオンラインセミナーであれば
守りに入りそうなところを、みやち先生は“攻め”の一択。
そうした熱い背中に影響をされる美容師は今回も続出間違いなし。
単純に、“かっこいい生き様”に立ち会えると思います。
「・・・準備はいいですか?」
一流のカラー技術はもちろんのこと
一流の技術者のマインドに触れ
明日への学びとして“秒速で進化”していきましょう!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・傷ませないブリーチ施術
・残留色素に対するアプローチ
・ペールカラーの作り方
・こだわりの処理剤について
・成長するためのマインドセット
2. モデルさんBefore
今回は二名のモデルさんの同時施術になります。
お一人目
中間から毛先にブリーチ履歴
同時に中間から毛先に黒染め履歴
かつ、毛先はストレート履歴
なかなかの高難度な履歴から
サイドのインナーへユニコーンカラーを目指して施術をしていただきます。
お二人目
右の写真が褪色し、現時点でハイトーン。
リタッチのみではなく、中間あたりに混在する残留色素を取るために
全頭ブリーチを行い、オンカラーをしてペールハイトーンカラーを目指します。
ブリーチワーク前に、二名とも以下のような処理を済ませてあります。
・固くなった毛髪を柔らかくさせる
・シリコンや鉱物イオンなどの不純物を除去させる
・アルカリとジアミンを除去させる
この事前準備は仕上がりに大事な要素となってきます。
時間制限もある中、どのように施術していくか。
リアルなサロンワークに刮目いたします!
3. インナーカラーへのブリーチ
まず、使用していく薬剤に関して
基剤のブリーチに粘性を高めるブリーチと、リフト力を下げずに髪の体力を上げる処理剤をMIXして塗布していきます。
今回、履歴が複雑なため
出来る限りブリーチのパワーを維持させながら
髪に負担のない処方でアタックしていきます。
この時、
バージン毛部分
黒染め部分
ストレート部分
それぞれ塗布量をコントロールして薬剤の反応を調整させていきます。
定期的にチェックしながら、追いブリーチをしてリフトさせていきます。
結果的に追いブリーチ3回、計100分の放置にて
ブリーチを流しました。
難しい履歴に対して、ここまで攻めたブリーチワークが可能となるのは、
適正な処理剤の扱い方によるものでしょう。
4. ハイトーンブリーチの施術
まずはリタッチの施術。
リタッチ部分との差は一目瞭然。
そしてディバイディングラインに残留も伺えます。
ここでも粘性を持たせたブリーチ剤で、しっかりと塗布していきます。
塗布量が甘い=リフトしにくくなってしまうので、丁寧に積み重ねていきます。
時間差で毛先に塗布してまいります。
毛先に使う薬剤には、コルテックスの防御力を上げて、同時に質感も上げる処理剤をプラスしていきます。
注意が必要なのは“塗布の仕方”であるとみやち先生。
無理矢理にコーミングで薬剤を伸ばそうとすると、毛髪を傷ませる恐れがございます。
“ブリーチをするとハイダメージを覆う”
その時代はここ数年で終わりを告げ
SHACHUさんでは
“ブリーチすると同時に質感を上げる”のが技術として確立しております。
その秘密を解き明かしたい人は、ぜひ本編にてチェックしてみてください!
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