初公開!知られざるkakimoto arms、ジェシカライツの全て。
カラー ハイトーン ハイライト
2020.10.29
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こんにちは。
久しぶりに日付を越えるまでサロンで撮影して翌日朝から仕事に行くと、もうサロンに住んだ方がいいんじゃないかという気分になります、どうも詩歌です。
撮影ってつい楽しくなっちゃって…すぐ時間が経ってしまうことってありますよね。
さて今回は、2020年10月27日に放送された
「kakimoto arms 岩上晴美 – ブリーチハイライト完全before & after-すべて見せます-」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
国内屈指の老舗サロン、そこで1994年に誕生したカラーリスト。
カンパニー初の専任カラーリストとしてデビューし、26年のキャリアを持つ岩上先生をお招きして、ブリーチハイライトを使ったデザインである”ジェシカライツ”を教えて頂きました。
今回のセミナーではkakimoto armsで圧倒的な人気を誇るカラー”地毛にハイライト”と呼ばれるテクニックをノーカットで学ぶことができます。
同社ではお客様各々が持つ本来の髪色を超える”スーパーナチュラルヘアカラー”を目指し、専門分野に特化したスタッフが現在も絶えず研究と訓練を積み最高レベルのサービスを提供しています。
そんな常に業界の最前線を走っているkakimoto armsのカラーを学んで、是非みなさんも明日から向かう所敵なしのハイライトをマスターしてください!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・kakimoto armsで使われているハイライトの種類
・リタッチ可能なハイライトを構成するための知識
・全頭入れても自然なハイライトの入れ方
・ハイライトをより引き立たせる為のベースカラー
・ハイライトの流し方
・ジェシカライツの最も美しい仕上げの方法
2. ハイライト
kakimoto armsと言えばまるで地毛のように自然な、それでいてデザイン性の高いハイライトで有名なヘアサロンです。
そのハイライト技術はまさに
神業
。
フェイスラインの細い産毛にまで、きちっと施された気持ちの良いハイライトはどうやってデザインされているのでしょうか。
モデルbeforeショット
まずはモデルさんをお呼びしてデモンストレーションをして頂きました。
岩上先生の目にもとまらぬ早ホイル折りと、初めて見るホイルベルトに目は釘付け。
ウィービングのコツや、沢山の質問に答えながら施術しているにもかかわらず、手元には寸分の狂いもありません。
ロジックに基づいた安定した構成になっているため、常に同じスライスにハイライトを入れていくことができます。
このやり方でハイライトを入れることで今まで困難とされてきたハイライトのリタッチも高い精度で行うことができます。
デモンストレーションを塗り終えたらハイライトの効果と入れ方、そしてどのような目的があって岩上先生のやり方にたどり着いたのかをウイッグを使って教えて頂きました。
前半は見て学び、そして後半は聞いて学ぶ。
受講しながら頭を整理しながら、そして余裕のある方は実際にウィッグで実践しながら受講することも可能です。
3. トーンダウン
ハイライトを少し置いてリフトが進んだところで全体のベースとなる暗い色を塗っていきます。
”地毛にハイライト”
のタイトルにもある通り、地毛のような暗さで、馴染みがよく、先に入れたハイライトが映える色で中間部分を染めていきます。
カラー剤は、設定の明るさによって中に含まれる色素の量やアルカリ量が異なっています。
ハイライトを施した髪に対して適切な暗さは何トーンなのか、またカラー剤の各明度によってどう異なるのか、特徴などをお話いただきました。
もちろんトーンダウンすると言う事は色素量の多い薬を使うため、塗り方にも工夫が必要です。
新生部、既染部、そして既ブリーチ部の髪の状態をよく理解する事で、どの順番で塗って色を均一にするか、皆さんも仮説を立てながら岩上先生の答えを聞いてみてください。
4. 流し、トナー
染め終わったら最後に大事なミッションが残っています。
繊細なハイライト、そして考え抜かれた中間塗りをしても、流しで失敗してしまったら全てのデザインが
水の泡
になってしまいます。
その精密なデザインを守るためにも、流す順番・流しのコツを知っておく事は非常に大事です。
まずはホイルアウトしてハイライト部分を流すのか、それとも全体の中間塗りを流してからハイライトを流すのか。
またその時におすすめの手の動かし方にも大注目です。
全体を流し終えたらスピーディに全頭をトナーイングしてカラーを完成させます。
どうしてもできてしまうハイライトのディバイディングラインはどうするのか、無彩色カラーにするのにマットを混ぜるのかアッシュを混ぜるのかなど、高クオリティの秘密に迫ります。
5. 仕上げ
狙った通りの赤みのない綺麗な無彩色カラーになりました!
全体の筋感やデザインの動きを活かすために、繊細なハイライトの仕上げは、根元の立ち上がりがキモになります。
立体感もあって自然なスタイルを作るため、今回は風でスタイリングできるドライヤーをつかって仕上げて頂きました。
熱でプレスしてスタイリングするのではなく、風でふんわりとスタイルを作るため、ダメージレスなスタイリングができると同時に髪のボリュームもしっかりと演出することができます。
魔法のようにドライヤーに吸い付く髪は見る見るうちにスタイリングされていきました!
6. 最後に
さて、実はライターの私は以前美容エディターさんのアシスタントをしていた経験があり、女性誌のヘア特集の撮影で何度かkakimoto armsのスタッフにお会いしています。
当時まだ美容の仕事を始めたばかりで、雑誌の撮影には各モデルさんに1人ずつのはずの担当スタイリストさんがkakimoto armsだけお2人こられていて不思議に思ったのを覚えています。
その時エディターさんから「より専門性の高いハイレベルなサービスを提供するためにkakimoto armsはカットする人とカラーする人が違う。」と言うのを教わりました。
今日のデモンストレーションafterショット
あれから4年、 ”カラーリスト” がより身近な存在になってきた今、kakimoto armsが美容業界の最先端を走っていること、そしてその存在価値の高さについて改めて気がつくことができました。
岩上先生のような素晴らしいカラーリストになる道はきっと厳しいと思います。
しかし逆に言えばまだまだ私たちは伸び代でいっぱいです。
お客様の声をよく聞き、本当に似合うものを高いクオリティで提供できる技術者が、今回のセミナーを受講して一人でも増えることを祈っています。
岩上晴美先生ありがとうございました!
7. 動画の一部を公開
ヘアキャンプでは
ヘアキャンプはサロンの教育カリキュラムとしても多数導入いただいております。
美容業界に特化したスキルや知識を、自分にあった様々なスタイルで習得することができます。
自分のため、お客様のために、常に成長を求める皆様の欲しい学びが、ヘアキャンプにはあります。
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!