2018年08月27日
お客様がワクワクする!デザインで見せる、松村明輝氏のバックコームバレイヤージュ
目次
こんにちは!ヘアキャンプです!
今回は2018年8月13日に放送された、松村明輝先生による
「Global Design Live 〜理論的バックコームバレイヤージュ〜」
セミナーの様子をダイジェストでお届けいたします!
「理論的で分かりやすい!」
「疑問点をすぐに解決できる!」
と、大好評の松村先生。
今回レクチャーしていただくのは、緻密な計算から作り出される陰影が印象的なバックコームバレイヤージュ。
コームの入れ方ひとつ、パネルの引き出し方にも全てに理論に基づいた考えがあります。
松村先生がお持ちの知識や技術を惜しげもなく披露していただきました!
1. セミナーチャート
・ベースのカラー、ハイライト
・シャンプー
・オンカラー
・シャンプー
・ドライ&セット
パネルや構成ごとに詳しく解説いただいております。
また、今回もリアルタイムで寄せられる質問にもたっぷり回答いただきました!
理論と技術がたっぷりつまった3時間半をちょこっとのぞき見していきましょう!
2. ベースのカラー
施術前のスタイルはこちら。
ハイライトが入っている状態でご来店されたお客様をバレイヤージュスタイルへと変化させる施術を行っていただきます。
こちらは前回の松村先生のセミナーでデモンストレーションされたホワイトハイライトから約1カ月後、同じモデルさんでの施術となります。
≪前回の記事はこちら≫
メッシュを入れたスタイルから、自然な立体感のあるバレイヤージュへの変身です。
ブリーチの際の施術内容や、1カ月後のカラーの変化などもぜひ参考にしてみてください!
まずはベースにカラーとブリーチを施すことで、カラーを乗せる前の段階に予め陰影を付けていきます。
これは、メイクにたとえるとベースのシャドウにあたります!
ベースの段階から陰影を入れることによって、上からカラーを載せた時にもその立体感を維持できるそうです!
松村先生のデザインのポイントである「アップにしてもカワイイ!」は健在です。
ヘムラインのブリーチ部分から緻密に計算が行われています。
ベースの段階ではブリーチでハイライトになる部分と、カラーでローライトになる部分を同時に施術していきます。
パネルに分けてのデザイニングによる効果も教えていただいております!
「ハイライトの使い方もポイントになっていきます。いかにうまく履歴を使うかを考えながら施術をおこないます。」
と、以前のメッシュ部分の活かし方も同時に考えていきます。
バックコームバレイヤージュもしっかりと解説が入ります。
引き出し方や引き出す方向によっての薬の乗り方の違いを、丁寧に教えていただきました。
特にスタイル全体の印象を決める、表面の髪の引き出し方のレクチャーには松村先生も熱が入ります。
バックコームの利点もここで解説!
また、今回も使用したお薬のレシピもセミナー内で教えていただいています。
髪の色味や質を考えたレシピはとても参考になります!
3. 加温中にも抜かりなし!視聴者の質問に答えまくります!
文字や、SNSのような短い動画だけではどうしても分からない点も出てきてしまうもの…
リアルタイムのライブセミナーだったら細かなところまで先生の解説込でしっかりと学ぶことが出来ます!
今回も視聴者様からたくさん質問が寄せられました。
ここでいくつかご紹介いたします!
Q「退色が早いお客様にはどんなアドバイスがありますか?」
A「退色を予防するようにはトルイレンのカラー剤を使用します。そして、基本的に水で薄める施術は色が入りません。水を入れない、カラー剤を分ける、ケアの仕方を考えるなど、対応の仕方があります。」
Q「ブリーチワークだけだと何分くらいで施術されていますか?」
A「ものによりますが、最短でも2時間半はかけています。お客様の状態や長さ、オーダーによっても変わってきます。」
この他にも施術の内容に合わせた様々な質問がよせられました!
疑問をすぐに解消できることもライブならではの利点です。
ぜひそちらにも参加してみてください!
4.シャンプー台もカラーの場!松村先生の混色理論!
ベースを入れた段階での加温が終わると、髪に陰影が出ているのがはっきりとわかります!
加温が終わったら一度目の流しに入ります。
「逆毛を立てているのでほぐしていきます。」
黄色いところやオレンジの部分があると思います。お客様の状態に合わせながら色味をシャンプー台で調節してください。」
と、松村先生のカラーの混色学の理論を交えながら、シチュエーションや仕上がりの色に合わせた解説が行われます。
「オンカラーの使いどころによって、シャンプー台での調節が変わってきます。今回はモーヴ系を使いたいので赤みを足していきます。」
と、デモンストレーションから色味を分析していくことも勉強になりますね!
5.ベースがここで活きてくる!立体感をつくるオンカラー
シャンプー後がこちらです!
今回のデザインは、
”中東で流行りのスタイル”
顔周りにしっかりと明るさが入っているのが特徴です!
ここからオンカラーでさらに素敵に変身していきます!
オンカラーの際の塗り方のポイントもしっかりと解説していただきます。
一度目の施術から通しで行う構成の作り方もオンカラーを塗っていく際に重要なポイントです。
そして松村先生が「変わっています」とご紹介された塗り方もセミナー内でレクチャーしていただきました。
塗り方ひとつとっても理論がいかに重要か、仕上りに影響するポイントです。
ヘムラインのデザインをつぶさないための施術が行われます。
根元・中間・毛先と仕上がりを考慮してオンカラーを重ねる工程が続きます。
2種類の薬を塗りながらグラデーションを表現する大切な工程です。
顔周りのデザインのポイントも実際に施術やブロッキングを見ながら確認していきます。
色を髪に、特に根元を入念になじませるために時間もしっかりと置いていきます。
そこから、根元の薬を引っ張りすぎないように毛先にも色を乗せていきます。
塗布の手早さも松村先生のオンカラーのポイントです。
華麗な手さばきでどんどん塗られていきます。
さあ、いよいよ完成が近づいてきましたよ!
6. 濁りは寄せ付けない!テクニックを使ったシャンプー
オンカラーで根元は暗く、毛先は明るい薬が使われました。
松村先生の、濁らせないためのシャンプー技術も解説が入ります。
「いかに暗い色を毛先につけないかが重要です。」
と、根元と毛先は別々に水が流れていくように片手に持ち替えました!
「もちろんお客様に一言お伺いする必要はありますが、それだけカラーの仕上がりに対するこだわりがあるというアピールにもなります。」
技術面と接客面の両方からアプローチをするレクチャーが行われました。
施術したカラーが濁らないように流し、シャンプーと工程は進んでいきます。
いよいよ完成型の披露です!
7. バックコームバレイヤージュの全貌が明らかに!
いかがでしょうか?
巻きが加わることによってエアリーさとツヤが際立った、立体感のあるスタイルに仕上がっています!
ベージュやダークブロンドが絶妙に混ざりあっています。
タイトにまとめたスタイルを見ると、デザインによる立体感がよりわかるのではないでしょうか?
しっかりと入れたダークカラーによる締まりとで、リズムのあるカラーが実現されています。
アップにしてもカワイイスタイルも健在です!
ヘムラインのデザインのきれいさは、アップスタイルの発信にも活かせそうですね!
8. 最後に…
バックコームバレイヤージュはいかがでしたでしょうか?
理論や技術のレクチャーの分かりやすさはもちろんですが、時間を延長してでも受講者に全てを伝えたい!という松村先生の熱意を感じられたセミナーとなりました。
「オーダーメイドのように、世界で一つのデザインをお客様にわかっていただくだけでも、地方からバスに乗ってきて来てくれる方や都内から田舎に足を運んでくれる方は絶対増えるはずです。
僕はそれを信じてやってきたし、実際それが実現できています。お客様に喜んでいただける為に手間をかけることが必要です。」
と、松村先生の言葉通り、お客様の為の学びがより自分を高めるための技術になることを学べたセミナーだったのではないでしょうか?
感性だけで仕上げるのではなく、理論を知れば自分の応用に繋がっていきますね。
興味を持たれた方はぜひ今後のセミナーをチェックしてみてください!
松村 明輝 先生 ありがとうございました!
9.セミナーの一部を公開
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明日の仕事に活きる『成長』に出会いましょう!
今回ご紹介したセミナー以外にもきっと皆さまの技術をより高める内容が盛りだくさんです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
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